CyberMates APUT - Abundance Purpose Universal Technology

CyberMates APUT (Abundance Purpose Universal Technology)は自然言語処理やAI技術に詳しくない人、より多くの人が簡単にゲームやシステムに組み込める汎用的で簡単な機能を提供することや、それらを簡単にテストして誰もが試したり遊べることを目的に提供されるCyberMatesのAI関係製品群です。

以下が現在提供中のAPUT一覧です。

ScoreAPUT (β)

テキストを指定された条件で数値化します。

ChoiceAPUT (β)

テキストと検証したい条件と、複数の選択肢を与えると、どれを選ぶべきかどうかを計算します。

KeywordAPUT (β)

テキストから指定された条件で短いキーワードを抽出・生成します。

MaidAPUT
かわいいメイドさんのAIがユーザーに寄り添って、ユーザーをサポートします。

APUTシリーズの意図と特徴

APUTシリーズは、自然言語処理やAI技術に詳しくない人、より多くの人が簡単にゲームやシステムに組み込める汎用的で簡単な機能を提供することや、その創作のアイデアを考える機会を提供することを意図しています。自然言語処理技術を正しく理解して正しくリクエストする方法を考えなくとも、簡単に扱えるよう最適化を行いました。これらは最初から明確にエンターテイメント関係に組み込むために、部品として組み込む側の視点で設計と最適化が行われているという特徴を持っています。

 

開発者インタビュー

開発の経緯

この3製品で最初に完成したものは「ScoreAPUT」です。CyberMatesには、ユーザーにより良い体験を提供するために、ユーザーがサイバーメイトの性格をカスタムできる「カスタムメイト」の構想があります。しかし、ユーザーが具体的に文章でキャラクターの性格を指定したり、細かくカスタムできるようにした場合、ユーザーは悪意のあるカスタムメイトを生成できる可能性があることが課題でした。

そうしたことを抑制して安全で楽しく、有益なサービスを提供するために私はあらゆる方法を検討しましたが、既存の危険性や不適切性の評価技術では悪意ある入力を完全に弾くことがどうしてもできませんでした。既存の評価技術で多い物は辞書方式で不適切な単語にマッチするかを検討するものですが、全ての自然言語を自由に入力できるような環境ではあまり役に立ちませんでした。

自分が探した範囲の方法で無理ならまずその方法から作るしかないので、自然言語処理技術を使用した独自のモデレーション技術の研究を始めるとある程度形になりました。その後、同技術の品質向上に取り組んでいたところで、不適切かどうか以外でも数値化できることが発覚しました。この時は本当に驚きました。

コンピュータは基本的に数値の世界であるため、データの処理やデータに応じた特定のアクションをするためには、コンピュータが解釈できる形への変換(主に人力での数値化、辞書とアルゴリズムを用いた数値化)が必要不可欠です。テキストを特定の条件で数値化できるということは、テキスト由来のデータであれば、何であってもコンピューターで処理したり、それに応じて特定のアクションができるようになります。

こうしたAI製品は、使い方によっては危険なことに使えてしまいます。元が不適切かどうかの判断のために作った手法であるため、機能的には使い方自体もモデレーションが可能であるため、Scoreでは不適切な値をなるべく返さないようフィルターを組み込みました。しかし、今後誰もがそうするとは限りませんし、似たような手法はいくらでも生まれ、いくらでも悪用されていくと思います。技術が人に不利益を与えたり、人から何かを奪うことはあってはなりません。私は技術が人を豊かにすることを何よりも大切にしています。この想いを忘れることが無いよう APUT (Abundance Purpose Universal Technology : 豊かさを目的とした普遍的な技術)という概念を考え、この製品にはScoreAPUTと名付けました。

後の2つはScoreAPUTを一般の人が触れるように調整する中で、ふとScoreAPUTをさらにゲームや娯楽に活用できないかを考えた時、そのために足りない要素が「指定された選択肢からの選択」と選択に使わせるための「キーワード抽出」だと考えたので、作れるか頭の体操のつもりで考えてみるとScoreAPUTの基本的な技術を流用すれば作れるのでは?と頭の中でロジックが繋がり、そうなるとどうしても作りたいと思い、ガーッ!とコードを書いたらなんかできました。結果的に「Score」「Choice」「Keyword」の3つが完成しました。

CyberMates エンジニア M

 

APUTシリーズのエンターテイメントにおける可能性

APUTファミリのうち、ScoreAPUTでは世界観に沿った発言かどうかを検証させることができる他に、検証内容に「レベル30の魔法使いがレベル100の勇者に攻撃をした」と書き検証方法に「与えたダメージ(最低1)」、単位「HP」と指定するとダメージ計算をさせることができます。これの便利な部分は自然言語からダメージを計算を行い、高い確度でコンピュータが扱える形の"数値のみ"を返す点です。これまでのテストでは、数値を返すことがほとんど確約されているため、実際のゲームシステムにも安定して組み込むことが可能だと考えています。

これはゲームの設定と生成系AIの整合性をある程度安定してスコアリングさせることや、生成系AIの出力やユーザーの入力から実際のゲーム上でのアクションやアイテム等の、予め決められた選択肢を呼び出すことに役立つと考えています。既存の他の技術と合わせれば、ファンタジーなゲームを本当の意味で好きなように進めることができるようになるかもしれません。そんなゲームを早く遊びたいです。

CyberMates エンジニア M

 

今後について (2024年2月2日更新)

公開後色々ありましたが、APUTのβ0.2および、APUT-APIを1月24日のアップデート「Astral Matrix」でβ版を公開しました。
更新やAPIの提供開始はある程度意図や確信を持ったもののつもりですが、今後の予定については今はまだ申し上げることができません。
続報をお待ちください。

2024年2月2日 CyberMates エンジニアM